第一部~目覚める英雄~

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平和な村を襲った不意な出来事に村人達は戸惑い、不安を隠せないでいた。   そこで村人達は、今起きた出来事を長老に聞くことにした。   不安がるような村人の様子を見た長老は、覚悟を決めたようにゆっくりと口を開き話しを始めた。   「皆も一度は聞いたことがあるはずだ この星で語り継がれてきたあの神話を」と長老が話すと、一人の村人がこう話し掛けてきた。   「長老まさかそれは! あの龍の一族にまつわるお話ですか?」と村人は話した。   「うむ、あの話しは、作り話などではなく、実際にあった話しなのだ 我等先祖の代よりこの地においてこの遺跡を守り続けてきたのは、この遺跡に封印されし八匹の竜(ドラゴン)と呼ばれる魔物を外に出さぬ為、遥か昔にご先祖様が龍の一族より課せられた使命であり、代々の長老はそれを守り続けてきた」と長老は答えた。 村人達は予想外の事実を知り、さらに困惑の表情を浮かべた そんな中、一人の村人が「長老、そのお話を詳しく聞かせてください」と話した。
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