2人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい!質問!落としたりしたら、どうなりますかぁ?」
『落としたり?…きちんと管理して下さい。』
「自信ありません!」
『そんなキッパリと…。』
「はっきり言って、全く自信ありませんッ!」
『…。まぁ…コトネ様の側にはいつもミニィが居ますから、どうにかなりますよ…。』
「おぉっ!そりゃあ、どうにかなるなぁ。」
『Σ安心すんの、早ッ!』
「何とかなる。なるようになる!」
『落とさないように、ちゃんと気を付けて下さいね?』
「落とさないように、ちゃんと見ていて下さいね?」
『Σ任せっきり?』
「うん。任せた!私は、やりたいようにやる!」
コトネは生き生きとした表情で言った。
『…本当に、コトネ様の脳みそについていけるだろうか?』
ミニィは、小さく呟いた。
「ついて来ないと、置いてくぞ!ハニー♪」
『ミニィです!』
「ぅっわぁ…ノリ悪いなぁ…。何かこの先、不安だわぁ~。大丈夫かなぁ?」
『…コトネ様は、不真面目なんですか?』
「私は、いつでも大まじめだよ?」
『…。』
「真面目に考えて、真面目に生きている。」
『…。』
「真面目すぎるが故に、何事も頭に留めておけないだけだ…。解ったか?」
『…難しいですね。』
「難しく考えんな…。なるようになる。」
『楽観的なんですか?』
「いやいや、悲観的だ。」
『…やっぱり難しいですね。』
「ホラホラ…。さぁ、早く行くぞ!いざ、私の脳みその極限へ!」
『本当に解ってます?』
「全然♪」
かくして、コトネとミニィの旅が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!