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「じゃぁ、今日だけ…」
「…!」
そう言って、コイツも俺に強くしがみついた。いや、ダメだって。そんなことされたら止まらないよ?今日だけとか、そんなこと言われたら―――
さようなら、俺の理性
俺は、ついに、コイツの唇に優しくキスをした。
少し距離を置いて観察してみる。…コイツ固まってやがる。
もう一回してみた。
やっぱり固まっている。寝たのか?それとも嫌なのか?なんかリアクションしてほしいのだが…。
「…ウマが」
あ、喋った。
「ウマが…私に…キス…」
単語をポツポツとつぶやいている。頭が働かないのだろうか。うつろな表情が可愛くて、俺は欲望のままに何度も何度も唇を重ねた。
「ん…」
コイツから甘い声が漏れて、思わずゾクッとした。ちょっと激しかった?
「ふ…」
うわ、ヤバい、思考がどんどんエロスになっていく。ヤバい、体が止まらない……ダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだ…
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