プロローグ

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冬=雪の降る夜 男「今日は、雪が降ってるのにお客さんが多かったな?」 女「ええ、そうねとても嬉しい事だわ♪」 男「そうだな」 少し雪の積もった道を二人の男女が歩いていた 男は、黒いロングコートに白いマフラーと手袋をしている 見た目20代半ばくらいで体格は肩幅の広いがっちりした感じだ 髪は、少し蒼の入った白髪で空のようにキレイな青い瞳をしたかなりのカッコイイ顔をしている 手には、黒いギターケースを持っている 女は、襟の部分に毛の付いた白に青の斑模様の描かれたロングコートに、男とおそろいのマフラーと手袋をしている そして、キレイな銀髪に瞳の色は灰色をしていてかなりの美人で、近寄りがたい感じだが優しい雰囲気をかもし出している 手には、バイオリンのケースを持っている しばらく他愛のない話しながら歩いていると 二人「!!!!」 突然目の前の”空間”に亀裂が入った 突然の出来事に二人の足が止まった 男「なっ!?」 裂けたその空間から上半身裸で傷だらけの黒髪の男が出てきた 二人に背を向けた状態のため顔は見えないが身長が高い(180cmくらい) 女「何!?」 男の身体が光りだした 徐々に光が強くなっていく しばらくして光が収まった時そこに”男はいなかった〝 代わり男がはいていたと思われるズボンと男の子の赤ん坊がそこにいた 男「……これは一体……どうなってるんだ?」 女「わからないわ……だけど」 女が赤ん坊を抱き上げた 女「このままだとこの子死んじゃうわ……いったん家に連れて行きましょう……それから考えましょ?」 男「……そうだな」 二人は赤ん坊と落ちていた服等を持って家へと帰っていった 空間の亀裂はいつのまにか消えていた………………………赤ん坊と謎を残して・・・
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