絶望

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犠牲ゲームで最後に唯一残ったのは一兆円と私だった 息子が亡くなる姿を目の前でみた私は当然冷静になれるわけもなく 泣きながら一兆円を持ち家に帰った 家に帰っても怒りはおさまるはずもなく 家のなかはぐしゃぐしゃになった 外に出ても息子と同年代の子が元気なのをみると なぜ私の息子が殺されないといけないのか? と考えてしまい いつしかそれは殺意に変わっていた そして私は10枚の手紙を書き始めた…
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