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『………』
『………』
苦手だ……
全然、相手にもしてくんない。
先輩が席を外して清水さんと二人きり。
会話はないし、沈黙も苦しいし。
彼女は黙々だし。
俺は変わらずビーズ作業だし。
暇だ。
暇じゃないけど暇。
そんな感じ。
なんとなく、
向かい合って座っている清水さんをいやらしくない程度に観察した。
長めの前髪で表情はいつもあまり見えない。
今は俯いてるから全くわかんない。
肩位の黒髪。
キューティクルで天使の輪が出来てる。
由美先輩みたいに小さいわけじゃないけど…
華奢…まではいかなくても。
線が細い気がする。
ボーっとそんな事思いながらビーズを入れてるケースに手探りで手を伸ばしたら…
ガシャ！！
ザァーーーー！！
バラバラバラ…
『………』
『……げ…』
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