第壱章 中学時代

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「ふざけんな!!お前のせいで!お前のせいで!直哉ぁ!」 俺はそう叫んでその場に座り込み泣き出してしまった。 その後、野球場から出る際に直哉に 「ゴメン…俊介…」 と声を掛けられたが無視し続けると直哉は俺の腕を掴んだ。 「っ…触るな。」 そう言って、腕を振り払うと野球場を出た。 あれから2ヶ月。 俺達は目も合わせなくなった。 気になってはいたが、こちらから謝るのはプライドが許さなかった。 そんな事を思い出しながら学校を出た。
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