第壱章 中学時代

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俺は家の正反対側に歩き出した。 どこに行くかって? そりゃ決まってるよ。 俺の受験校、黒桜高等学校。 俺の中学はいっちまえば秀才中学。 学校のテストの平均は480点という位に頭がいい。 それに比べて俺は… 190点が最高。 なんでそんな中学に居るかって? 野球だったんだよ。 俺は小学生の時、一回転校した。 転校先で野球をやったんだけど…めちゃくちゃ下手な奴等ばっかで目標は一点は取る。 あり得ないよね。 俺はそんな小学を関東大会優勝に導いた。 それであの秀才中学からスカウトが来たんだけど… 付いていけるはずなくビリ街道を突っ走ってた。 そんな俺が入れるレベルの高校は不良の溜まり場の異名があるここ。 黒桜高等学校だった…
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