6103人が本棚に入れています
本棚に追加
「うぉらっ!!」
俺は右手で相手の鼻頭目掛けてストレートパンチを放った。
避けられると思ったが相手は避けようとせず、そのままパンチは綺麗に入った。
「ぐっ…テンメェ!」
鼻血を出しながら相手は回し蹴りを繰り出した。
それもまた綺麗に俺の脇腹に入った。
「ぐぁぁあ…ザケんじゃねぇ!!」
俺は叫ぶと、素早くステップを踏み、ドロップキックを相手の鼻頭に見舞った。
ドロップキックは俺の得意技であり、別名、桜島式鼻頭陥没蹴り。
当然相手は呻き声を上げながら、顔を無理矢理上げた。
すると鼻血は出ているものの鼻が陥没している訳ではなかった。
最初のコメントを投稿しよう!