第二章 黒桜高等学校入学式

14/15
前へ
/236ページ
次へ
ぶつかるっ! 「おっさんどけえっ!!!!!!」 おっさんはこちらを見ながら口をパクパクして、パニックになり、動けないようだった。 案の定、おっさんと俺は激突し、二人共転んだ。 「…てえなあ…おっさん大丈夫か?」 俯せに倒れた俺は頭を上げた。 「ひ…ヒィィィィい!!」 おっさんは即座に立ち上がると、奇声を発しながら逃げていった。 あれが教師かよ… 「捕まえたぜえ…ハァハァ…」 息切れした暁が一年達の中から出て来て言った。 暁は首と指をポキポキと鳴らし、近づいてくる。 「実力みしてもらおーか。」 次こそはやられる。
/236ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6103人が本棚に入れています
本棚に追加