第二章 黒桜高等学校入学式

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やられたく…ない。 「わあぁぁぁぁぁあっ!!!」 俺は仰向けの状態から脚を暁に向かって蹴上げた。 俺の蹴上げた脚は見事暁の股間に入った。 「う゛っ!!」 痛そうな呻き声を上げ、そのまま暁はゆっくり倒れた。 「あ…暁さぁんっ!!」 暁の舎弟達が倒れた暁を摩る。 暁は軽く痙攣をしていた。 「…う…うわぁぁぁあっ!!」 俺はすぐに立ち上がると、再び走り出した。 何処に逃げようか? 俺は直感というか意識なく屋上への扉に手を掛けていた…
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