第詠章 黒龍覚醒

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バンっと物凄い勢いで扉は開いた。 太陽の光りが地面に反射して眩しい。 「よお。来たな。西神中のがり勉野郎。」 目を細めて、奥を見る。 「白…虎さん?」 奥には白虎さんが屋上の縁に足組みをして座っていた。 「自己紹介もしてねえのに何で俺の名前知ってんだ?」 と白虎さんは首を傾げる。 「あ…いや…黒桜のホムペ見たんすよ。」 俺はしどろもどろになりながら喋った。 「ふーん。そっ。おまえ名前は?」 白虎さんは俺に指を指した。 「俺っすか?俺は黒龍俊介って言います。」 俺は自己紹介するとペコッと頭を下げた。
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