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「あぁっ!!くそがぁっ!!」
そう叫んでお得意の回し蹴りをドロップキックをしてバランスを崩し、体制が低い俺の顔面目掛けて見舞った。
「うっ…」
頬に激痛が走った。
口の中が血の味に染まる。
「ガハッ…」
口から血を吐き出すと、床に同時に歯が落ちた。
恐る恐る食らわされた右側の奥歯を確認する。
…ない。
歯が落ちた。
「…許さねぇ…ブッ殺す!!」
俺は叫びながら、相手目掛けて走り出した。
「来いやぁ!!」
相手も叫びながら走り出した。
そして2人はお互いに敵の顔面へと腕を伸ばした…
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