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「あとは勝手に頼んだぞ。」
白虎さん……いや白虎は冷たく言い放って屋上を出ていった。
白虎が屋上から出ていくと直ぐに十人のリーダーらしき金髪のモヒカン野郎が俺の襟を掴んで、拳を俺の顔面にたたき付けた。
「っ……。」
俺は少し後ろに下がり、倒れかけた体をバランス良く保つと、ふらつく足を押さえ、その場に立ち止まった。
「がり勉野郎。ぶっ殺してやるよ。」
そして、近付いて来たモヒカンの顎目掛け、足を…上げた。
「ぐぁっ!!」
上手い具合にスコーンと顎に蹴り上げは入っていった。
モヒカンはそのまま後ろにぶっ倒れ、伸びた。
「殺んなきゃよ…」
俺は今までに出した事もない低く冷たい声を出し、青のメッシュに近付いて…
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