第詠章 黒龍覚醒

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四月八日 晴れ 午前8時30分 黒桜高等学校校門前 俺は昨日注文した真っ黒な龍の刺繍が制服の裏の赤生地に入った短ランにCHROME HEARTSのチェーンが付いたドカンを履き、染め直した真っ黒の髪をワックスで逆立てツンツンに固めた髪型にし、耳にはCHROME HEARTSの龍のピアスを付け、マルボロのアイスミントを口にして立っていた。 なんでマルボロのアイスミントかって? やっぱさセブンスター吸ったら死ぬほどきつくて…マルボロのアイスミントが1番ちょうど良かったんだよ。 そして俺は今まで作り上げて来た“俺”を捨て、新たな“俺”として黒桜に足を踏み入れた。
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