第碁章 黒龍勢力

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「いいけど。じゃあ出ろよ。」 彪真は自分の机を蹴り飛ばすと廊下に一目散に出て来た。 「おいがり勉。俺はな……!!」 言い切る前に俺は彪真の胸部に跳び蹴りを食らわした。 「ぐおっ!!…てめ!いきなし何しやがる!?」 「タンカなんかきんなくてもいいだろ。めんどくせぇし。」 咳込んでいた彪真はゆっくり落ち着きを取り戻し、俺の方へと駆けて来た。 「オラァァッ!」 顔面目掛け、飛んで来た拳を左に避けると腕を伸ばし、彪真の襟を思い切り引っ張り、近付いて来た彪真の顔面に頭突きをした。 「グアァァアっ!!」 顔面を押さえ、後ろにのぞける彪真の空いている腹部目掛け、蹴りを入れた。
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