第碁章 黒龍勢力

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「ガハァッ…!!」 腹部を蹴られた衝撃で彪真は口から吐血した。 そしてそのまま俯せにバタリと倒れ、軽い痙攣を始めた。 「…おめえやるなぁ。北杜の彪真楽勝にブッ倒すなんてよ。」 「あ?」 顔を向けるとそこには首をポキリと鳴らす輝が居た。 「いくぞ。オラァァッ!!!」 突然の輝の突進に対応しきれず、そのまま顔面に跳び蹴りを食らわされた。 「ングッ!!」 俺はその勢いに乗って後ろにぶっ飛んだ。 「彪真倒したくらいで図に乗るなよ。」 と冷たく言い放ち、背を向けた輝に、 「敵に背中向けるのは闘い終わってからにしな。」 と喋ると、振り向いた輝の顔面目掛け、跳び蹴りを放った。 「アグッッ!!!」
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