第壱章 中学時代

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あの後、直哉は皆からの避難を受け、監督にかなり怒られた。 俺はただ…放心状態だった。 帰り際、 「黒龍!わりぃわりぃ」 そうおちゃらけて直哉は俺に謝ってきた。 なにを考えてるかは分からないけどその態度は俺の怒りを起こした。 ガツッ… 鈍い音がしたと同時に直哉は倒れた。 皆は驚いて、動かなかったが友である修と彰はオレを止めに入った。 「いっつ…」 頬っぺたを擦りながら直哉はこちらを睨んだ。 「てめえ!!ふざけんな!!」 ぶちギレ再び直哉を殴ろうとする俺を止める修と彰。 「俊介ッ!!落ち着けよ!!もうキレた所で何もかわんねーんだよ!」 修は大声を出して俺の説得に掛かった。
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