とっておきの唄/BUMP OF CHICKEN

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 「~♪」   二人でいるときに時々彼女が口ずさむ唄。    「その唄、よく歌ってるけど、お気に入り?」    「自作だよ~♪」   こういう才能だけはあるんだもんな…… ずいぶん聞いたから、少し覚えてしまった。    「僕も歌っていい?」    「ぇ? いいけど」   そう応えた彼女は、少し照れ臭そうに、少し嬉しそうに微笑んだ。 その笑みが可愛くて、僕はシャッターを切った。 魔法のアルバムに、また続きができた。
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