Dear/初音ミク

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頭の中で聞こえる、優しくて、温かい声。 彼がいなくなった今でも、それが私の心を揺さ振る。 記憶の中の彼は、いつも優しく微笑んでいた。 あの日もそうだった。 ある日の帰り道。 私達は2人で手を繋いで、なにが可笑しいのかもわからないのに、ずっと笑っていた。 そんな時間がずっと、ずっと続くと思ってた。 なのに……      「今までありがとう」     それが、彼のサイゴの言葉だった。
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