君の好きなうた/UVERworld

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数日後。 この日もいつも通り、彼女と一緒に帰る。 いつもと変わらない今日、偶然彼女と手が触れた。    (っ!!)   思わずビクッとする。 彼女の方は、気付いたのか気付いてないのか、リアクションは一切なく、いつも通り話をする。 偶然触れた手の温もりさえ、今は愛おしい。 なんだか、僕の全てを受け入れてくれそうな温かさだった。 最近、彼女と出会って気付けたことがある。 それが、僕を今まで以上に変えていた。 実は、僕は数年前に訳あって二度と人を愛さないと心に堅く誓っていた。 それがどうしたわけか、もう一度、誰かの為に生きたいと思えるようになったのだ。
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