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今日の出来事を思い返す。
私の何が悪かったのだろう。
私が謝ればこんなことにはならなかっただろうか。
今からでも間に合うだろうか。
そう思った私は、彼に電話をしてみる。
何度か呼び出し音が鳴り、突然切れる。
彼は出てくれた……!!
「ぁ、あの……!!」
しかし、帰ってきた返事は、機械的な音声だった。
「どう……して………?」
ケータイを閉じた私の声は、自分でも驚く程に震えていた。
どうしてこうなったのか。
私はどうすればいいのか。
もう一度やり直せるのか。
そう考えた時、私の目からは、熱い涙が零れ落ちた。
「うっ……うぅっ……」
ねぇ、もう二度と、戻れないの……?
これは、新しくやり直す為のスタートなの?
それとも、私達の、終わりなの……?
「ねぇ、答えてよ………」
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