銀髪の少年

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    「んん…、やっぱり"ケン"はいいわぁ…」   着物が乱れ髪も乱れた女が 俺の上で揺れている。   「ウフッ……また遊びにきてね?」      飯を食うためなら別に良かった。 でもどんなに簡単でも、 なぜか虚しさが毎回俺を襲った。   俺は銀色の髪を一つに結い直し、 町を去った。  
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