660人が本棚に入れています
本棚に追加
/221ページ
大きな庭を横切り、縁側の大きな窓を見ると、内側の鍵がある周辺のガラスが割れており、半開きの状態になっていた。
泥棒かな?
不思議と怖いという感情は無く、その半開きの窓から家の中を覗いた。
そこに動く一つの影。
カーテンが締め切ってある為、顔はよく分からないが・・・。
泥棒だ。間違い無い。どうやら物色しているようだ。
どうする?捕まえるか?
しかし、片腕の状態で泥棒に勝てるか?
ここから見た感じ、背はオレよりちょっと低いくらいか・・・。
などと考えていると、・・・失敗した。
まぁ、泥棒を目の前にしてぼ~っとしていた自分も悪かったが、その泥棒と目があった。
泥棒は動かない。
オレも動かない。
しばらく時間が流れたが・・・
最初のコメントを投稿しよう!