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彼女と・・・、目が合った。
どうやら起きたようだ・・・。
しばらく目があったまま・・・、黙っていた。
「あ、あの・・・」
と声をかけた瞬間、いきなり顔面に前蹴りをくらった。
かなり強烈な蹴りで、オレは座ったまま後ろにでんぐり返るように転げた。
「い・・・、いってぇ!!」
そんなオレを無視して部屋から逃げ出そうとする彼女。
「ちょ!ちょっと待って!」
彼女はオレの声を振り切り、オレを飛び越えた。
が、派手に転んだ。
感覚が無いので気付かなかったが、オレの腕からはかなりの出血があったらしい。
その血がフローリングに溜まり、運悪くそこに着地したんだろう。
どうやら頭を打ったようで
かなり痛がっている。
「だ、大丈夫っすか・・・?」
おそるおそる声をかける。
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