お嬢様と面接

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そう聞くと皆キリッとした顔になった 「まあ取り敢えず…」 氷室さんはうーんと俺達を見て考えながら ニッコリ笑った 「お前とお前とお前とお前とお前とお前とお前 失格」 「はあ?!」 「なんだそれ?!」 いきなり失格と言われた奴らはぎゃーぎゃーと吠えはじめた その中にはさっきの坊ちゃん男もいた 「うるせぇよ」 はあ…と溜息をついた 「じゃあせめて 失格の理由を教えてくれッ」 「……そんなの簡単だ… お前はデブ! お前は不細工! お前は汗臭い! お前は酒臭い! お前は不潔! お前はダサイ! お前は猿みたい!」 氷室さんは一人一人指をさし そいつらの欠点を言っていった 「分かったならとっとと帰れ!」 そう言うと失格者を追い出した
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