10人が本棚に入れています
本棚に追加
そう聞くと皆キリッとした顔になった
「まあ取り敢えず…」
氷室さんはうーんと俺達を見て考えながら
ニッコリ笑った
「お前とお前とお前とお前とお前とお前とお前
失格」
「はあ?!」
「なんだそれ?!」
いきなり失格と言われた奴らはぎゃーぎゃーと吠えはじめた
その中にはさっきの坊ちゃん男もいた
「うるせぇよ」
はあ…と溜息をついた
「じゃあせめて
失格の理由を教えてくれッ」
「……そんなの簡単だ…
お前はデブ!
お前は不細工!
お前は汗臭い!
お前は酒臭い!
お前は不潔!
お前はダサイ!
お前は猿みたい!」
氷室さんは一人一人指をさし
そいつらの欠点を言っていった
「分かったならとっとと帰れ!」
そう言うと失格者を追い出した
最初のコメントを投稿しよう!