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そのあと数十分
「やっと家が見えてき……たぁぁぁぁ?!」
家?!家なのか?!
家じゃなくて屋敷だろあれ!
つかデカ!!
世界遺産にでも登録されてんじゃねぇか?!
「どうかしたか少年」
「別に!!大丈夫ですよ氷室さん!!」
「そうか?」
氷室さんはまだ疑問げに俺を見たあと窓を見た
「ああ…もう到着か」
氷室さんの声と同時に車が停まった
「ほらっついたぞー」
そう言うと
そそくさと車から出て
古い煙草を車で潰し
新しい煙草に火を付けた
そのあとすぐに運転手が出て来て
氷室さんが煙草を潰した所を拭き
煙草を片付けた
氷室さんは満足そうな顔をして
口から煙を出した
「皆でたかー?行くぞ」
なんだか幼稚園の遠足みたいだ…
氷室さんが歩き出すと
皆その後をついてった
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