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涙を流し、ゆらゆら煌めくナイフを持つ千鶴は哀しくも美しい殺人鬼だ。 「あんたがっ! あんただけが幸せになるなんて……許さない」 白昼堂々、震える肩で息をしながらそう叫ぶ千鶴はセーラー服に身を包む幼い少女だった。  
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