金持ちってただの馬鹿なんじゃ?

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「おい。聞いてるのか?」 ほら…こんなに冷たい声で。俺が何も言わないでチーム抜けたから?それとも… 「おい!!!」 さっきより大きな声で雪が怒鳴った。ああまた俺飛んでたんだ。 「…すいません。今はその質問には答えられないです。でもいつか話しますからそれまで待ってもらえませんか?」 「………いやこちらこそ急に怒鳴ってすまなかった。…俺の大切な大事な人に雰囲気があまりにも君に似ていたから…」 あぁ…こんなにも思ってくれているのか。早い内にばらそう。きっと雪なら大丈夫だから。 「いえ!きっとそのうち分かります。でも今はまだ…ごめんなさい。えっとそれで理事長室まで案内お願いできますか?」 「あぁ。着いておいで。俺は2年の藤東 雪夜(フジトウ ユキヤ)だ。生徒会の会計をやっている。…君は?」 『俺は1年の庵堂 遊叉です。よろしくお願いします。』 簡単に自己紹介を済ませて俺達は理事長室に向かった。
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