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…あ、やべっ
いつもの癖で不機嫌丸だし&ガン飛ばししちまった。あれだよきっとさっきチームのこと思い出してたから。電話で辞めるって言った時の半狂乱のあいつらの声が残ってるんだもん。
…いやいやいや。今は優等生。下手に咳なんかしてごまかした。
『思い出し笑いですよ』
顔を上げて相手を見てさっきのことは無いことにして猫を被った。
いつの間にか門が開いていたらしい。俺はまたフリーズしてたみたい。
まぁとりあえず相手の顔を見てまたやっちまったんだよ。俺ってば。
『…雪?』
気付いた時にはもう遅い。さっきまでのオーラはなくどす黒いオーラがその男をまとった。
「…なぜその名前を知っている?」
こ、こ、こ、こえぇえ!!!何あの殺気っ!初めて雪と会った時みたいなんですけど!あ、雪っていうのはチームで仲良かった情報屋。本当は法外的な金とるんだけど俺達は友達だからってただで情報くれたり、俺らのチームの情報は絶対漏らさなかったりしてくれていたいいやつ!でも今目の前にいる雪は怖い…。またあの時みたいに絶望で染まっていた。
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