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俺が初めて彼女を知ったのは、某レンタルビデオ店。
大体一ヶ月程前の事だ。
本当にたまたま寄っただけのビデオ店に彼女は居た。
店員として。
「いらっしゃいませ」
少し高い声の彼女。
笑顔の似合う彼女。
染めているのか、淡い栗色の肩まで伸びたサラサラの髪に、黒目がちのクリクリした大きな目
俺は、店に入った途端…本当に一瞬にして彼女に目を奪われた
DVDを探すフリをしながら、何度も彼女を盗み見る。
俺だって大人だ。今まで彼女の一人や二人、居た事はある。
しかし、彼女に抱くこの気持ちは、初めてだった。
世間では、一目惚れだと言うだろう。
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