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その頃、自室に戻った茜は暗い部屋の中静かにベッドに横になり、先程の逞の言葉を思い返していた
『思い出せないなら俺が思い出させてやる。身勝手な事なのは解ってる。けど、俺、やっぱりお前と…茜とじゃなきゃダメなんだ!』
『何言って…』
すると逞は急に茜を抱きしめた
『いいから黙れ。今は少しだけこのままでいさせてくれ…』
『ちょ……』
『暖けぇ…。茜の匂いだ…』
呟くようにそう言った逞はしばらくそのまま茜を抱きしめ続けた
アカネ「動けなかった…」
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