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「こんな奴って何よ! 雪也に言われたくない!!」 ガバッと勢いよく伏せてた机から起き上がった。 結香を呼んでいた親友の真名、幼なじみの雪也もこれにはびっくり… と、言いたいところだが付き合いの長い2人にとっては当たり前の光景だった。 驚くどころか雪也からはため息まででていた。 「あぁ 私また寝てたんだ。」 自分の頭に手をやり周囲を確認する。 教室は授業中と打って変わり 生徒達がワイワイ談笑したりご飯を食べたりと 楽しそうな雰囲気に包まれていた。 黒板にはさっきまでの授業の内容の書き込みが残っている。
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