髪の香りと砂の味
1/4
読書設定
目次
前へ
/
26ページ
次へ
髪の香りと砂の味
あたしはバカなのだろうか、と思った。 なぜ、ここに座って、あのニキビ面の教員の不愉快な話を聞いているのか、さっぱり思い出せないのだ。毎日当たり前過ぎて、すっかり忘れてしまった。 くたびれた机に突っ伏して眠るクラスメイトの奥には、冷たくて青い空が広がっているっていうのに。 あたしは愚かだ。 【吉原 希望、中学3年のある冬の晴れた日の考察】
/
26ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!