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ボールは浮いたままなのにDFの早いプレッシャーをみた山口は、
そのままの状態でボールを右足先で右に流し、
相手がすぐに反応すると、
再び右足先でボールを左に流した。
「なんだ！！この技は。」
「すごい！エラシコを空中で決めましたね。」
「はい、まさに空中エラシコ！！」
空中エラシコで完全に相手を振り切った山口はノーマークの状態で左サイドのセンタリングポイントまであがっていった。
中には神田、飯田。
二列目には大葉。
逆サイドには梶田がいた。
しかし、かなりの守備意識を持つ韓国はすでに李を含める６人が戻っていた。
すると山口は左足で高く早いセンタリングをあげた。
狙いは神田と判断した韓国のＧＫは神田に近づき、手を伸ばしてボールをはじこうとしたが、
その高さに手が届かず、
そのまま逆サイドに流れていった。
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