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電車じゃなく、車で通勤しているのは、この心地良さが堪(たま)らないからだ。
車という狭い移動空間は、自分の部屋の次に落ち着く、憩(いこ)いの空間なのだ。
音楽を聴きながらの片道40分の通勤は、心安らぐひと時であり、僕の大好きな時間だ。
気分が乗って調子のいい日は、信号にだってかからず、不思議とスイスイ行けたりするものだ。
生命(いのち)のバイオリズムが、毎日違う旋律(せんりつ)を奏(かな)でているようだ。
宇宙も生命も、繰り返しのリズムの中にいる。
そのリズムが、たとえある日突然途切れたとしても、より大きな繰り返しの中に吸収されるのかもしれない。
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