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「それから、それから！」
少年は老人をせかし、本当に楽しそうにしている。
「それから、６人の英雄の話を聞かねばならない。」
そう言い続きを始めた。
「人よ、歓喜せよ。
すべての恨みをうけ、人が、歩んだ。
すべての呪いをうけ、
人が、歩んだ、
すべての憎しみをうけ、
人が、歩んだ、
更なる、苦難をうけ、
人が、歩んだ、
この者達を賛美せよ、
人に向けられた、
恨み、呪い、憎しみを溶かして、
魔獣を封じた勇者達を。
一人は、
聖剣持つ聖騎士王
イストニア王。
一人は、
その剣技、並ぶ者無し疾風の、
風剣士ヒューリオン。
一人は、
剛の戦士、まさに爆炎、
爆炎戦士バーン
一人は、
正義の心を拳に乗せて、
拳精少女リン・シャウリン。
一人は、
その知識深きこと、海のごとし。
大賢者ガイバード。
一人は、
すべての者より愛される巫女。
聖女レイテ。
人よ、
歓喜せよ、この者達のゆえに。
そして、
いつしか、忘れ去られ、
伝説になった。
それから、
長い時が、過ぎ去り、
新たな伝説が始まろうとしていた。」
少年と老人の時は過ぎて行く。
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