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病院に行った次の日
哲也「心臓病か・・・家族にどう言えばいいんだろうな」
俺は呟く
死にたくないのに死ぬ。そんな真実が俺の頭で渦巻いている
俺が物思いに沈んでいると不意にドアがノックされた
桜「哲兄朝だよ!起きて」
妹の桜が俺を起こすために入って来た
哲也「残念だな桜、もう起きているぞ」
桜「なんで!どうしたの哲兄!自分で起きるなんて・・・今日は雪が降るよ」
そんなに俺が起きているのが珍しいのか桜は驚いてあたふたしていた
そんなに起きていることが珍しいのかよ。俺はそんな桜の様子を見ながらそう思った
哲也「俺だって自分で起きれるよ」
俺はそう言って仕返しの為に子供扱いするように桜の頭を撫でた
桜「子供扱いするな」
桜は頬を膨らませながら俺を見た
哲也「はいはい分かった分かった」
桜「絶対分かってない」
いつもの朝だった。けして変わることのないものだと思ってた。俺はこんないつもの日が崩れるのがとても恐かった
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