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哲也「おはよう母さん」
俺は笑顔で母さんに言った
桜「お母さん、哲兄が今日一人で起きていたよ。今日は雪だよ」
桜はまだ信じられないのか驚いて叫んでいる
母「あら!珍しいのね、哲也が一人で起きるなんて桜の言う通り雪でも降るのかな?」
母さんは笑いながら言った。母さんは二年前に父さんを亡くしてから女手一つで俺と桜を育てくれた。だから俺はこれ以上母さんの負担にはなりたくなかった
哲也「母さんまで酷い言い方だよ」
母「ごめんごめんほんとに驚いたから」
母さんは楽しそうに笑って言う
哲也「もういい、母さん朝飯頂戴。遅刻してしまうから」
俺はふて腐れて言った
母「はいはい分かった。ちょっと待っててね」
母さんはそう言って笑って台所に向かった
桜「早くしないと遅刻しちゃうよ哲兄」
桜は時計を見ながら言った
哲也「やばい急がなきゃいけないな」
時計の針は何時も出る時間を指そうとしていた。俺は急いで飯を掻き込んで桜の頭を撫で玄関に向かった
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