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哲也「行ってきます」
俺は笑顔で玄関のドアを開けて出て行った
裕二「おはよう哲也」
玄関のドアを開けるとそこには小学からの友人石田裕二の姿があった
哲也「おはよう裕二」
裕二「早く行こうぜ。学校に遅刻してしまう」
裕二は急に走り出した
哲也「ちょっと待てよ」
俺は裕二を慌てて追い掛けた
いつもの日常だ。変わること無いものだと思っていたけど、こんなあっさり崩れてしまう物だと気づいた
学校の門に着き俺と裕二は息を整える
裕二「ハア・・・ハア・・・今日はギリギリじゃないみたいだな」
哲也「ハア・・・ハア・・・そうみたいだな。ならこんなに急がなくて良かったんじゃ無いか?」
俺は息を整えよう深呼吸していると
裕二「おっ柊さんだ。やっぱり可愛いな」
裕二は少し遠い所にいる女子生徒を見ながら言った
哲也「ほんとだな」
裕二「おい見ろ!哲也あの学園のアイドルの柊美嘉がこっちを向いて手を振ってくれたぞ」
裕二は嬉しそうに叫んだ
哲也「見間違いだろ。アイドルだぞ向こうは」
俺はそう言った。絶対俺たちに振ってねえよと思いながら教室に向かった
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