第二章

3/9
前へ
/319ページ
次へ
「コンタクトなんて嫌やって言ってんのに…」 上原マチコは渋々ゴーグルを外そうとした。 でも嫌そうにしたその顔さえも ゴーグルを外した瞬間可愛く思えたんだ。 お前の顔を見るのは2度目なのに… やっぱりお前に目が吸い寄せられる。 「可愛い…」 俺の考えと同様、 横にいた先生がマチコを見てポツリと呟いた。 この男…若干顔が赤いぞ? ハハッ… でも俺だって可愛いと思ったんだ。 俺が絶対コイツを可愛くさせてやる。 「視力計ったらいいん?あたし目悪いで。」 「だからマチコちゃんに合ったコンタクト探すんだよ」 「眼鏡のほうが…」 「ダメだ。」 眼鏡だとお前の目がはっきり見えなくなる。 コンタクトにして可愛くなって皆を驚かせ。 俺に感謝し、俺にひざまずくがいい!!
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2305人が本棚に入れています
本棚に追加