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やっぱり男として潔く謝ろう…
マチコの教室の前にまでいくと先生の声が聞こえてきた。
「こらぁぁ上原マチコ!教室で傘をさすんじゃない!」
………何やってんだ?
俺は教室のドアをこっそり開いた。
マチコは机の横にガムテープで傘の持ち手部分を固定して、傘をさしている。
「せんせぇ!これは光君がくれた傘なんです!たためません。」
ちょ…アイツ二次元と三次元の区別ついてねぇ!!
しかも傘にデカイ字で内藤って書いてあるじゃねーかよ!
どっからパチった!
明らか内藤君のでしょ?内藤君に返してあげてよ!!
「おー光君とは誰だ?
第一、今日は天気いいぞー。その光君とやらは晴天に傘を渡す奴なのか。」
「うっさいんじゃボケェェエ!!!向こうの世界では今日雨なんだよ!!なめくさっとんかワレェェ!!」
マチコが切れ出した。
「向こうの世界とはなんだ?先生に分かるように説明してくれ。」
「光君の世界や!ヒカパラや!」
「ヒカパラとは何だ?」
「テメェ全部疑問文で返してんじゃねーよ!!
ほんまに分かっとんか!!めんたま傘でほじくりだすぞワリャァァ!!!」
マチコはガムテープで固定された傘を剥ぎ取り傘の先端を先生に向けた。
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