第三章

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「死ねっ光君の敵!!」 いやいやいや、お前何言っちゃってんの! てか先生傘で殺す気か! 俺はドアを開け教室に入った。 「マチコッ!!」 俺はマチコの手から傘を離した。 「どけェェ!光君が…光君があの男に殺される!その前に始末せねば…」 誰が二次元の光君を殺すんだよ… 「お前現実と二次元区別ついてないだろ!まず先生は敵じゃない!」 「じゃあ誰が光君を呪い殺そうとした!内藤か!?そうか、この傘の持ち主の内藤だろう!!」 自分からパクった事認めてるじゃん!! 皆が丸い目でマチコを見ている。 「とにかくお前…こっちこい!」 俺は教室の外にマチコを引きずり出した。 「何やってんだよ…お前問題起こす気か?」 「問題? ハッ…敵を排除しようとしただけや。」 それが問題なんだよ! 「あんた…何しに来たん…」 「俺は…」 謝りに……… 「何?」 「その…」 ごめんって言うんだ俺! 「ごめ…「マチコちゃーん!!」 俺の言葉を消すようにある男がマチコを呼んだ。
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