第十三章

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「イケメンは検討します。」 ラブは口を濁した。 どこのお役所だ! 「姶良様!!こんなんじゃだめですよ!しっかりして下さい!! いいですか!? 感動たるものイケメンが出ないと涙は引き出せません!!」 そんな定義お前だけだろが!! 「しゃーねーなぁ…」 ラブはため息をついた。 「じゃあ昔イケメンだったおじーちゃんにしよう!」 いや結局おじーちゃんじゃん!! 何一つ変わってないじゃん! 「ありがとうございます!!」 えっ葵お礼言っちゃった!!! 「これで、葵は涙を流しながらドラマのような紙芝居が作れると思います!」 お前がしっかりしろ!! ラブに丸め込まれてるだけだ!! いやてかモンスターとおじーちゃんで命の大切さが学べちゃうってある意味コレ奇跡の作品だよね!? 紙芝居できるの!? 発表まで… あと30分。
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