第十三章

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「とりあえずさー…おじーちゃんが元イケメンやねんたら、イケメン風に書かなあかんなぁ」 マチコは画用紙におじーちゃんを描き出した。 「葵、モンスターはタチマチクラゲでいいと思います!」 以前マチコがリアルオンラインゲームやろうなんて言いだした時、葵がマネしてたやつか。 「よしっタチマチクラゲもイケメンにしよう!」 モンスターがイケメンって何!! そんなにイケメンにこだわって何が生まれるの!? 「目元イケメンにしたろ」 マチコはクラゲにつり上がった眉毛と目を書き出した。 やたら眉毛が濃いし目輝いてるよ。 「葵、ヒゲも生やしてるダンディーが好きです!」 「わかった!」 ていうかイケメン越しておっさん化してきてるよ。
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