第十三章

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さっきトイレに行ってしまって、帰ってきたらいつの間にかガムテープ貼り付けて発表が始まっていた。 帰ってくればこのざま。 皆どん引きだ。 評価も…してもらえないだろう。 もういい…俺はもう後ろの方で見ている事にしよう。 「タチマチクラゲ! 話を聞いてくれ!」 葵とマチコがアドリブでなんとかやっているみたいだ。 結局時間なかったからな…。 まぁアイツらなら、なんとかやってくれる気もする。 「俺は切りつけられてレベルを上げていくお前が嫌いだぁぁ!! しかもリア充(リアル充実)してる奴だからもっと最低だ!!」 ええええええ!! マチコ!!自然とオタク語出てるよ!! 「違う!月二万は運営に貢いでいる!!」 葵ィィ!!!!! オンラインの課金ネタやめてぇぇ!! 「ふっそれがどうした、ジジィ!」 マチコは感情が入っている。 なんて言うか…アツイ。 「タチマチクラゲ! 聞いて驚け!私は二次元ではジジィだがリアルはJK(女子高生)だ!!しかも彼氏など出来たことがない!」 お前らァァァ!! 命の大切さはどこいったの!! テーマフル無視じゃねーか!! アドリブ意味ねぇ! 好きな事喋ってるだけじゃねーかよ!! もうどっから間違ってこんな事になってんだ!? 何で紙芝居急に始まってんだよ! 俺がトイレに行く事が間違いだったのか!? つかガムテープで補強なんて知らないよ!? 聞いてなかったよ! 俺は頭を抱え込んだ。
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