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綺麗…
彼女を見てそう思った。
いや、これはモテる。
何でお前ゴーグルはめてたんだよ…。
俺の目に映ったのは、小顔で凛とした女の子。
長いまつ毛にパッチリした二重。
鼻筋もしっかりしてるし唇だってピンクで…キスしたくなるぐらい…
これは化粧すればもっと…
「今日からゴーグルなし!!」
「何勝手な事言うとるんじゃワレェェエ!!
眼鏡こわれてそれしかないねん!」
いやゴーグルはめても度入ってねーだろ!
ただピンクの世界に入っただけだろ!!
「俺がコンタクトぐらい買ってやる!」
親は帰らずずっと海外で働き続けている。
俺の家は寂しく誰もいない。
だが金だけはある。
「今日学校終わったら俺が迎えに行くから、待ってろよ」
「私今日はよ帰って笹木君に会いたい…」
笹木ってオンラインゲームの彼氏の事か…?
「その彼氏をもっと綺麗に見たかないか?」
「う…」
「コンタクトで見違えるほど笹木君は輝いて見えるぞ。
光君はもっとかっこよく映し出してくれるかもな!」
「光くぅぅぅん!!」
「よし、決まりだな。」
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