4月14日(月)

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朋也「おまえ、そうやって、ビクビク暮らしてくのな」 春原「あのね…、僕だって、一対一なら引くことはないさ。たとえ、相手がラグビー部だとしてもね。けど、周りは全部ラグビー部の部屋…。こんな場所で事を起こした日にゃ…分が悪すぎるよ…でも、まぁ、卒業間際になったら、派手にやるのもいいね。そん時は、岡崎、僕の背中はおまえに任せるぜっ」 朋也「ラッキー、ザックリいくな」 春原「くるなよっ!いけよっ!」 朋也「だって、俺、ラグビー部側だぜ?」 春原「いつからだよっ!」 朋也「いや、そん時だけ」 春原「はい!?なんでよっ!?共に過ごしてきた僕らの二年間は一体何よっ!ええっ!?」 どぉんっ! 壁が揺れた。 続けざま、『静かにしろぉっ!』と怒鳴り声。 春原「ひぃっ」 朋也「蹴り返してやろう」 春原「やめてくれぇっ!」 朋也「おまえ、超ビビリな」 春原「おまえな…俺の立場に立ってみろよ…」 泣いている…。 春原「頼むから、ここでは大人しくしててくれ」 朋也「あ、ああ…」 その迫力ある惨めさに気圧されてしまう。   もぐもぐ… 俺は壁と万年コタツに挟まれた狭い空間に腰を落ち着けて、弁当に食べ始めていた。
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