4月14日(月)

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声「何度言えばわかるんだよっ」 春原「でも、すげぇ小さい音だったっての」 春原がいた。 別の部屋の前で、やたら図体のでかい男子生徒と話をしていた。 男子「すげぇ小さい音でも、壁が薄いから響くんだよっ! ヘッドホンで聴けよっ」 春原「んな高級なもんねぇって、ははっ」 男子「じゃあ、聴くなっ」 春原「いや、でも、あれ聴かないと、調子出ないんだよね。それに、結構、イカす音楽だと思うんだよね」 男子「………」 春原「今度、歌詞とかちゃんと聴いてみてよ、イカしてるから」 男子「イカしてるも何もねぇ…。こっちは、むかついてんだよぉっっ!次聞こえてきたら、叩き出すぞっ!」 バタンッ! 春原「ひぃっ!………」 閉ざされたドアの前で、うなだれる春原 春原「くそぅ…ラグビー部め…」 そう小さく呟いた。 朋也「んな声じゃ、聞こえないだろ。くそぅ!ラグビー部めえぇぇぇーっ!」 その背後に立ち、大きな声で言い直してやる。 春原「ひぃぃっ!」 春原は俺の頭を抱えると、自分の部屋へと引きずり込む。 廊下では、『今の誰だぁっ!』と怒声が響いていた。 春原「はぁ…はぁ…。僕を殺す気かっ!」 朋也「おまえが言ったんじゃないかよ」 春原「あのさ、岡崎…。ただでさえ、ここのところ、連中との関係が穏やかじゃなくなってるんだからさ…」 朋也「派手に散ろうぜ」 春原「後、一年残ってるよ!」
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