第1章 悩みの種、発芽…。

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やばい…… そう思った時には、既に時遅し。 レジカウンターのすぐ目の前まで来たソレは、わたしの顔を見ると一言、 「優秀で真面目なクラス委員も、無断バイトするんだな」 ニヤリと笑って言った。 「ど、どちら様です?人違いじゃないですか?」 下を向き、顔を隠すようにファミレスの制服の一部であるスカーフをグイッと持ち上げた。 「見たぜ俺。あんたがここのスタッフルームに入るとこ。クラス1真面目で優秀な早瀬稚優瑚さん?」 わたしはニヤっと笑うソレを見上げ、 「わかったわよ!」 と渋々言った。 、
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